top of page

幼児期後半。手先や体を動かして遊ぶ楽しさを味わいました・ほっこりクラス 仲夏の会

  • 執筆者の写真: 奥州わらべうた遊びの会
    奥州わらべうた遊びの会
  • 6月30日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月2日


2025年6月29日。「古民家cafeほっこりクラス 仲夏の会」でした。

5月5日の「立夏」から2か月弱。

真夏日の日があっても、「大暑」の猛暑の手前。まだ本格的な夏の暑さとは感じられない時期です。

でも暦の上では、夏の中盤「仲夏」です。

昼の長さが一番長く太陽のエネルギーを1年の中でも最も多く受け取ることができる「夏至」も「仲夏」。

梅雨入り、梅の収穫の季節も「仲夏」。


今回のわらべうたの会では、すでに終わっていましたが「端午の節句」にちなみ、菖蒲と蓬を束にしたもの、アジサイをお部屋に置いて遊びました。


参加したのは、毎回参加している2組の家族。

もうすぐ5歳と、もうすぐ3歳の姉弟とお母さん。

そのお姉さんと同い年のお子さんとお母さんの2組でした。


始めは、いつものように、岩手のあやし歌「ゆっき ゆっき」。

子ども達はお母さんに体をぴったりとくつけて預けながら、お母さんも子ども達も、ところどころ一緒に歌っていました。

名前を入れるところはみんなのお名前を、一人ひとり続けて入れて、長くして歌いました。


今回初めて遊ぶ、手の指先を順に合わせていく遊び「こどもと こどもが」。

始めは、合わせる指の順が逆だったり、戻ってしまったりしていましたが、何回か遊んでいるうちにすっかりできていました。

お母さんの指先とも合わせてみました。

姉弟さんたちは、まずお姉さんがお母さんと。

弟くんが自分から私の前に来て私の指と合わせました。

私の目をじっとみて、歌に合わせて頭を動かしながら・・・・

最後は自分の指で。


今日もお手玉で、藤田浩子さんの「米という字を」を遊びました。

今日は、好きなお手玉を選べる順番を「鬼決め」で決めることにしました。

5歳のお姉さんの園で歌って遊んでいる鬼決め歌でしました。

みんなで片足を出し合い、歌に合わせて足をさしていき、当たった人から好きなお手玉をとることができます。

♪おにきめ おにきめ おには だれかな♪

と歌っているそうです。


「こめというじを」は、お手玉を落とすことなくできました。


手合わせジャンケンもしました。

今日は、栃木の「やなぎの したには」で遊びました。

手合わせも上手です。

途中のしぐさも、前もってお話せず、いきなり遊んでも、すっと真似してできました。


ジャンケンの後は、負けた人がくすぐられます。

今日は、「にゅうめん そうめん」でしました。

初めての動作に興味津々。

勝負がお互い負けたり勝ったりしたので、くすぐられる方もお互いに何回か交替となりました。


5歳ですので、体もしっかりとして体のバランスも上手に取れるようになっているので、大人二人で腕を井桁に組んで手車をつくり、その上に子どもが腰掛けて「あまんだぶり こだぶり」をしました。

記録には、大人2人が子どもの足と手を持って、揺らし、最後に下に落とすとされていますが、今回はこのように腰掛け、最後は、天の川を越えたようにイメージして、最後は飛び越えて地面に着地したように手車から降りる方法で遊びました。

お母さん達は、頑張って持ち上げていました。


旧暦の端午の節句は、今年は5月31日でした。

もうすでに終わっていましたが、みんなで外に出て、cafeの前庭の地面を、菖蒲と蓬の束で叩くことをしました。

菖蒲と蓬は、自宅近くのかつて水田だった場所に生えているものを少しいただいたのですが、蓬は背が伸び、葉も固く、色もきれいな緑色ではありませんでした。

歌は、福島県会津地方で歌われていた歌「もぐらもち」でしました。

順に束をもち、庭先の地面をたたきました。

終わった後は、軒下に刺しました。

これで、cafeほっこりも、商売繁盛、みなさん健やかに生活できることと思います。


今日は、細長い紙で、かたつむりを作りました。

みんな童謡の♪でんでんむしむし♪を歌い始めましたが、そこからひろって、島根の「でんでんむしむし かたつむり」を歌ってあげました。

時々、このようにさっと作れるものを作りたいと思います。

ree

アジサイの花が置かれた布の上に、みんなが作ったでんでんむしを置き、そこに登場した木のカエルの置物の背中を棒でこすって、カエルを鳴かせてあげました。

みんなにも、順に棒でこすってもらい鳴き声を楽しみました。

「カエルが鳴いたから、そろそろ帰りましょうか」と声をかけ、みんなで♪かえるがなくから かえろ♪を歌いました。


最後は江戸時代の記録にある「こぞう ねろ」を唱えながら、お母さんに指を折ってもらう遊びをし、

お母さんに膝枕をしてもらい、私が歌う江戸子守歌を、ゆったりと聴いてもらいました。


生後4か月からわらべうたの会に参加していたお子さんも、もうすぐ6歳。

来年4月からは小学生になります。

幼児期も後半となり、「遊ばせ遊び」から「自分が楽しむわらべうた遊び」へと移ってきました。

これから、様々な遊びを楽しむことができると思います。


次回は暑さが少しおさまる9月を予定しています。

bottom of page