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「古民家cafeほっこり」での初の「大きな子どものクラス(2~6歳)」開催しました・ほっこりクラス 初秋の会

  • 執筆者の写真: 奥州わらべうた遊びの会
    奥州わらべうた遊びの会
  • 2024年8月27日
  • 読了時間: 4分

更新日:2月22日

お二人目のお子さんと一緒に、昨年9月から参加されていたお母さんが、お仕事に復帰されることを機に、わらべうたの会を平日から日曜日に移し、保育園に通っている上のお子さんも一緒に遊べるように、「大きな子どものクラス(2~6歳)」を作りました。


8月25日、第1回目を行いました。

オープンに募集はしたのですが、その親子一組の参加。そして、船橋市在住中に、東京都江戸川区で行っていた「わらべうた講座」に、静岡県富士宮市から参加されていた方が、はるばる参加しに来てくださいました。

「親子で遊ぶ姿を拝見したい。」「わらべうた遊びを覚えたい。」という希望での参加でした。


昨年から参加している男の子は、今日はお姉さんと一緒に参加となったのでいつもより、リラックスしているように見えました。

お姉さんは生後4か月からお母さんがお仕事に復帰する1歳1か月まで通っていましたが、その後は保育園に通っていたので、4年ぶりに会いました。

緊張しているかな、と思いましたが、ニコニコ。

私のことは覚えていないでしょうが、お母さんがお家でも遊んであげているのでしょう。

わらべうた遊びを遊びに来ている、という遊びを楽しみにしている感じが伝わってきました。


「秋の七草」ならぬ「秋の三草」(雄花、葛、桔梗)をお部屋に飾って遊び始めました。


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いつものように、岩手のあやし歌「ゆっき ゆっき」。

お子さんの名前を入れるところは、2人の名前を並べて入れました。

歌の最後のぎゅーも、2人を両脇に抱いて。


上のお子さんは、5歳になったというので、指先の器用さが必要な「こどもと こどもが」という両手をひらいて両指先を触る遊びをしました。

弟くんは、お母さんに後ろから指を持ってもらって合わせました。

そして、最後は、お姉さんの右手とお母さんの左手を向かい合わせ、指先をお互いに合わせる遊び方もしました。


次は、藤田浩子さんのお手玉遊び「米という字を」を遊びました。

1つのお手玉を左右に手から手に軽く投げ移す遊びです。

歌が3番まであり、まずは1番を歌い終わるまで。それができたら2番。3番まで、と長くしていきました。

手元を集中して見ながら、3番まで続けることができました。


富士宮市の方も入って、4人で(弟くんはお母さんのお膝の上)近づいて丸く座り、山形の、手合わせとしぐさが付いているジャンケン遊び、「うちのちょんべなさま」を遊びました。

この遊びは、山形県庄内地方を舞台にした映画「たそがれ清兵衛」の中で、遊んでいるシーンがあります。

全く同じ歌ではありませんし、時代や地域文化の考証はあったとしても、映画の作品ですから、

実際のその時代の風景を切り取ったとはいえないとは思いますが、

遊んだ「うちのちょんべなさま」は、「日本わらべ歌全集3巻 秋田山形のわらべ歌」(柳原出版)にあり、伝承者は、昭和10年生まれの庄内地方の方です。

「衣類を洗い、干し、しまう」という日常の動作を歌いしぐさをするという、わかりやすくイメージしやすい遊びは、子ども達も楽しめるのでは、と、この遊びを蘇らせたい、という思いで遊んでいます。

このような様子が見られました。

「あらいましょ」のところ。

私たちは、布を手洗いをしているようにしぐさをしましたが、5歳のお子さんは、自分の手首のあたりを上下に、こすり洗いしているしぐさをしていました。(自分の体を洗う)

手洗いのしぐさに変わるのはいつでしょう。

楽しみに遊び続けたいと思います。

最後の「がーりがり」では、ジャンケンをします。

勝負は、お母さんの勝ち。

お子さんの手を取り、「そうめんや」(静岡)でくすぐりました。

毎回お母さんが勝ったので、お子さんはくすぐられれるのを何度も楽しむことができました。


ゴロンとして、「のびのび」や「よっこよっこ」、藤田浩子さんの「こんぞこあわせて」をしました。

5歳にとっての「こんぞこ」は、すっと股が開かず(足が長いので)もう卒業の遊びかな、と感じる場面でした。


立ち上がり、変わりおんぶをしてみました。

「しおやかぎや」「せんじゅかんのん」です。

お母さんは、弟くんを抱っこしていましたので、私がおんぶしてあげました。

どちらも怖がることなく、楽しんでいました。

「しおやかぎや」が、ほんの少し体に力が入ってしまって、天秤棒のようにぴっとすることができませんでしたが、慣れれば子ども自身も体を調節して、棒のようにできるようになることでしょう。


季節の歌の歌い聞かせの時間。

「ゆうやけこやけ」(郷右近が歌っていた)、「からす からす かんざぶろう」(東京)、「いちばんぼし みつけた」(郷右近が歌っていた)。「いちばんぼし みつけた」はみんなで歌いました。「こおろぎ ころころ」(東京)、「ちんちろりん」(神奈川)を歌いました。


最後は、静岡の子守唄「ぼうはや よいこだ」を、お母さんにぺたっとくっついて聴いてもらいました。


下のお子さんも2歳になり、お姉さんの真似をするなどで、幼児の遊びにも加わることができました。

幼児になったからできる遊びがあるので、これからどんどん遊んでいきたいと思います。







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