いさわこども園子育て支援センターでお正月にちなんだわらべうた遊びを遊んできました。
- 奥州わらべうた遊びの会
- 1月17日
- 読了時間: 4分
更新日:2月23日
2025年1月17日(金)、「いさわこども園子育て支援センター ぽっかぽか」で、お正月にちなんだわらべうた遊びを遊んできました。
毎年、年明けに、お正月や雪にちなんだわらべうた遊びを依頼されていました「胆沢保育園子育て支援センター」ですが、2024年度から、他の幼稚園や保育園が合併し「いさわこども園」になりましたが、子育て支援センターはそのまま存続となり、今回も依頼され遊ぶことになりました。
定員8組、1歳から4歳の親子が参加。

最初に、お部屋のテーブルに置いた門松と鏡餅の飾りの前で東京のわらべうた「しょうがつさまが ござった」を、支援センターの先生に鉦をたたいていただくお手伝いをお願いし、私は太鼓をたたいて、小さなお囃子に合わせて歌いました。
参加している子ども達から、少しずつ手拍子が・・・
繰り返しているうちに、手拍子が大きくなって、めでたいお正月の雰囲気に。
歌に出てきた「正月様」についてお話をしました。
「大晦日の夜、ひとりひとりに渡す新しい魂(歳魂)を大きな袋に入れたお正月様という神様がみんなの家にやってきます。
みんなは、いただいたその新しい魂(歳魂)を大切にして新しい1年間を元気に過ごします。
お正月様はどんど焼きの煙に乗って帰っていきます。
どんど焼きが行われる14日の夜、または15日の朝までは、みんなの家の神様にお供えしている
鏡餅の中に入ってみんながお正月を過ごしているのを見守っていたのです。
今日は17日だから、もうお正月様は帰ってしまったけれど、15日からは農業のお正月『小正月』が始まり、20日の二十日正月までがお正月ですので、まだまだお正月です。」
今回は、4歳のお子さんも参加されていたので、じっとお話を聴いていました。
部分部分でも、お話が心に残っているといいな、と思います。
私も輪の中に入って遊びを始めました。
「ぽっかぽか」でのわらべうた遊びの会では、いつも始めに岩手のあやし歌「ゆっき ゆっき」を歌います。今日もお子さんをお膝にのせて、ゆっくり揺らしながら。
最後の「○○ちゃんだよ」では、お子さんの名前を入れて。
また、繰り返し歌う中で、すべての個数のところを「おかあさん」にして歌ったり。
「お正月の祝い歌を歌いながら『舟こぎ遊び』をしましょう。」
同じく東京の「せんぞうや まんぞう」で遊びました。
兄妹で参加の家族は、一人がお母さんと手を繋いで船頭さん。
もう一人が中に入ってお客さん。
交代しながら遊びました。
小さいお子さんは、手を繋がず抱っこで。
お子さんが無理ない体勢で遊びました。
そのまま、ごろんと寝転んで、「のびのび」「よっこよっこ」。
奥州市の保育士さんから教わった「いちりこ にりこ」でくすぐりました。
数え歌を歌いながらお手玉を配り、藤田浩子さんの「ぺったら ぺったん」を、藤田さんをご紹介して
遊びました。
参加者が、1歳から4歳と年齢差が大きかったので、3種のうち「かみだなへ」のみで遊びました。
何度もお祈りをして、何度もお供えしました。
そのお餅(お手玉)をざるに集め、用意した金網で焼いてみんなで食べることに。
福島のまりつき歌「ひとつ ひばちで」を歌いながら、ひとつひとつ乗せ、ひとつひとつ裏返し。
焼き上がったお餅は、再びざるの中に。
冷めたところで、みんなに手のお皿を出してもらい、中に好きなもの(餡子や納豆やずんだや・・・)を入れてもらい、そこにひとつずつ入れていきました。
みんな思い思いの味付けで、食べていました。
食べ終わったお餅は、袋の中に。
次は、立っておんぶや抱っこで、大阪のわらべうた「えっさ さっ」。
「日常生活の中で、抱っこの場面があったら、歌って気持ちを楽しくしてくださいね。」とお話しました。
続けて京都の「きょねんのややと」。
「みんなの顔を見合わせることができて楽しい遊びですが、昔、少女たちが小さな子どものお世話をさせられていた時、数人が集まって、歌いながらお互いの赤ちゃんの顔を見せ合い、子どもをあやしながら、自分も楽しんだ時の歌です。その思いを重ねることができますね。」とお話しながら遊びました。
最後は、門松の前に座り、お正月が歌われるまりつき歌「おんしょうしょうしょう」を歌い、
「正月様は、松や竹のようなとがったものが好きなので、門松を立てて正月様を呼ぶのですよ」とお話しました。
そして、恒例のお獅子さんがやってきて、みんなの頭や体を噛んでくれました。
怖がりながらも、みんな噛んでもらえたので、今年1年元気に過ごすことができることでしょう。