「一関市弥栄市民センター 子育てサロンほっぺっぺ」 にてわらべうた遊びを遊びました。
- 奥州わらべうた遊びの会
- 2024年11月5日
- 読了時間: 4分
2024年11月5日(火)、一関市弥栄市民センターの依頼で、親子わらべうた遊びを遊んできました。
弥栄市民センターでは、地域の老若男女が楽しめる様々な企画を行っているそうです。
また、親子が自由に遊べる場として「子育てサロン ほっぺっぺ」があり、毎日お部屋を開放しているそうです。
親子で楽しめる企画や、お母さんが楽しめる大人向けの催しもあるそうです。
子育てサロンの企画は、定員があり申し込みが必要とのことでしたが、手作りおやつが提供されるとのことで、大人気。
一関市は東西に長いのですが、遠いところからも、自動車で参加される方も多いとのことでした。
そのような中での、親子わらべうた遊びの時間。
0歳から3歳のお子さんが11組集まりました。
いつも親子の催しの時は、ボランティアの方が数人入ってくれるとのことで、いつもお顔を合わせているのでしょう。
お子さんの様子や成長のお話などされていました。
みんなが揃うまで、お部屋のおもちゃで遊び、みんながそろったところで、わらべうた遊びを始めました。
始めは、いつもの岩手のあやし歌「ゆっき ゆっき」。
おかあさんのお膝の上でゆったりと聞いてもらいました。
お膝での遊び。
舟漕ぎ遊び「おふねは ぎっちらこ」。
お膝を弾ませて「うまは としとし」
ゴロンと横になって(横になるのを怖がる子は脚を伸ばした状態で)「のびのび」「よっこ よっこ」。
小さいお子さんが多かったので、藤田浩子さんの「こんぞこあわせて」。
江刺の保育士さんから教えていただいた「いちりこ にりこ」
気分を変えて、おんぶで「えっさっさ」。
「子どもの頃、お父さんやお爺さんにさっと負ぶわされて、この歌で軽く弾ませて遊んでもらった」という思い出を私に教えてくださった方のお話も交えながら、日常生活での中でも歌って気持ちを楽しくしてみて、とお伝えしました。
みんなで輪になって顔を見合わせる遊び「きょねんのややと」。
そのあと、みんなで座り、0歳のお子さんの遊びをしました。
まずは、喃語遊び。
岩手は「うんこー」というので、「うんこー」とお子さんに声をかけてもらいました。
少し大きなお子さんは、ちょっとお出かけしたり、赤ちゃんがお母さんの目をじっと見ている様子や、時々声を出して返事をしている様子を見ているお子さんもいました。
その遊びを見ていた、ボランティアの方が「『うんこがたり』ですね」とお話され、ご自身の子育て時代や母親やお姑さんがやっていた、という話をしてくださいました。
弥栄は、遠野とはだいぶ離れていますし、遠野は南部藩、弥栄は伊達藩なので、言葉や文化は少し異なるのですが、このあたりでも「うんこがたり」が伝わっている家があるのだと、新しい発見でした。
真似遊びの「れろれろ」では、お子さんも口をもにゃもにゃ動かし、胸の前で手を打つ「じょうず じょうず」では、遠くから見ていたお子さんが遠くで真似していました。
「この時期は、たくさん真似をさせてあげてください。真似をする力は、脳のミラーニューロンが司どっていて、そこは、心の共感とも関連していることがわかってきている。相手の気持ちを読む、という力も育てるのです。」というお話もしました。
ハイハイをしているお子さんもいたので、大人が後ろから這って追いかける「まてまてまて」。
歩き始まったばかりのお子さんもいたので「あんよはじょうず」を歌って励ましてあげました。
その後は、揺らし遊び「このこ どこのこ」。
もともとは、大人二人が子どもの足と手を持ち、子どもの体を横たえた状態で持ち上げ、横に揺らす遊びですが、まだ小さいので抱いた状態で左右に揺すりました。
時計の振り子のイメージです。
遊びを終え、最後に、小さなテーブルの上で季節の歌を、小道具を使って歌いました。
この日は、旧歴の「恵比寿講」を控えていたので、まりつきの歌「さんのうのおさるさん」を歌い、恵比寿講の行事のことや鯛との関係をお話しました。
秋の虫の歌「こおろぎ ころころ」「ちんちろりん」も。
締めくくりは、お子さんをゆったりと抱いて、親子ともゆっくりした気持ちで、母から教えてもらったバージョンの「江戸子守唄」を聴いてもらいました。
一期一会とは思いますが、ひとつでも覚えたものがあったら、自宅でも遊んでもらえたら嬉しいです。