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お手玉や手合わせジャンケン遊び、目隠し鬼・・・奥州クラス(晩夏の会・6歳以上の子ども達のクラス)

  • 執筆者の写真: 奥州わらべうた遊びの会
    奥州わらべうた遊びの会
  • 7月27日
  • 読了時間: 5分

7月27日は、「奥州クラス 晩夏の会」でした。


今回は、初の6歳以上のクラスに3組の親子が参加。

いずれも花巻市から、自動車で約1時間かけてやってきてくれました。

そのうちの2組は、昨年の花巻市での「はこべらクラス」に参加していて、その時に遊んだ遊びも遊び、体を動かす遊びを加えて1時間たっぷり遊びました。


始めは、昨年の「はこべらクラスで」遊んだお手玉遊び、藤田浩子さん伝承の「こめというじを」を遊びました。

その前に、好きなお手玉を選べる順番を決める鬼決めを、みんなが知っている歌でやってもらいました。

「やる!」と名乗り出てくれたこの歌は

♪おにきめしましょ げっかすいもくきんどうにち にちようび♪

でした。

これは水沢の子ども達の歌と同じでした。9人いるので、8回歌わなくてなりません。

同じ子が今度は違う歌を歌い始ました。

♪どれにしようかな かみさまの いうとおり あかとんぼ しろとんぼおまけの おまけの おにやんま♪自分の子ども時代の頃を思い出した福岡出身のお母さんが

♪どれにしようかな かみさまの いうとおり ~  へがたった♪(途中忘れてしまいました)

「へがたった」とは、「おならをした」ということだそうです。

こうして、いくつかの歌を、歌いたい人が歌うことをくり返して、みんなのもとに、1個のお手玉がいき渡りました。


「こめというじ」は、2回目なので、遊び方はすぐわかって遊び始めましたが、ちょっと気を抜いて落としてしまったり・・・それも面白いようで、今日は3番までみんなが落とさずできるまではいかないうちに(意図をもってそのようになった感がありました)、2個お手玉遊びに移りました。


さっきの順番で好きなお手玉を取ってもらい、2個投げ。9歳が3人、7歳が1人でしたが、みんな上手に2つ投げができていました。

お母さん方も上手でした。

私が、まず歌を歌い、それに合わせって投げました。山口の「じゃこかい」です。

途中「あーたかい たかいよ」という歌詞のところは、「あー」で高く上げる動作があるので、楽しい遊びです。

投げ上げた後、すぐに2個投げに戻るので、やみくもに投げない方が良いことを始めに話しましたら、コントロールして投げ、上手くキャッチできていました。

五匁まで進めたので、5回投げとなり、上手くいかないときもありましたが、それも面白く感じているようでした。


次は手合わせジャンケン。

始めはみんなが知っている「おてらのおしょうさん」で遊びました。

「東京タワーにぶつかって」でしたし、その後は「救急車で運ばれて ぐるりと回ってジャンケンポン」でした。

そのあとは、負けた人がくすぐられます。

「そうめん にゅうめん ひやそうめん」(東京)です。

「ちんぴ」や「だいんろし」のしぐさ、はちょっと強めにしたりして、最後には「おくがいいですか おみせがいいですか」を付け加えわきの下か、手の甲、どちらがいいかききくすぐられました。


「おてらの おしょうさん」に代わって今度は、栃木の「やなぎのしたには」でしました。

子ども達の心をつかむ歌詞のなので、すぐに楽しんで最後のジャンケンをしていました。


体も心もほぐれたところで、ごろんと横になり、お母さんに体を触ってもらう「のびのびのび」や「よっこ よっこ」で遊びました。

長い足が、横たわっていて、長い体をさするお母さんの姿は、照れもなく、子ども達も身をゆだねていて、「このような遊びはいくつになっても、子ども達は好きなのだ」と再確認しました。


立って目隠し鬼遊び、岐阜の「つきか くもか あんどんか」で遊びました。

目隠し用の手ぬぐいをたくさん持って行ったので、鬼に当たった人は好きな手ぬぐいを選んで目隠ししました。

目隠し鬼用の手ぬぐい
目隠し鬼用の手ぬぐい

目隠しを怖がる人はいなかったので、この遊び方で遊びました。

でも、「もしかしてみえてるんじゃな~い?」と言われるくらい、さっさと歩き、立っている人を見つけて触っている人もいましたが、そのあたりは、あまり触れずに、次の鬼にバトンタッチ。

少し遊んだら、千葉の子ども達がさらに加えたバージョンで。

「つき」「くも」の他に「かみなり」→ケンケンで移動、「あらし」→回転しながら移動を加えて遊びました。

私が捕まったところで、この遊びはおしまいにしました。


みんなで座って、私が友人からいただいたアクリル板で作ったトンボを手で持って、長野の「とんぼ とんぼ」を歌いながら、指を一本を立てたみんなの周りを歩き、ひとりの子のところに止まらせました。

その後もう一度歌うのに合わせて、隣の子がトンボに向かって指をくるくる回して、トンボの羽をつかんで捕えます。

今度はその子が立って、トンボを飛ばし好きな子の指に止まらせて・・・・を繰り返しました。


そのあとは、紙テープででんでんむしを作りました。

自分でハサミで切ったりノリで付けたりして、出来上がり。お土産にしました。


最後は季節のお話と歌。

テーブルの上に収穫祭としての七夕の節句のお供え
テーブルの上に収穫祭としての七夕の節句のお供え

今回は「七夕の節句」について。

昔は旧暦でしていたので、立秋の頃。つまり秋の行事だということ。

先祖の霊が帰ってくるお盆のお清めの行事でもあったこと。

収穫祭の(七夕の神様をお祀りする)意味があったこと。

これらのお話をした後に、広島の「いちねん いちどの」を歌いました。


最後は、江戸時代の遊びとして記録されている指を折っていく遊び「こぞう ねろ」をお母さんにしてもらい、続いて「江戸子守唄」を歌いました。


初めての場所でしたが、お互い知っていることもあって、遊びの和がスムーズにでき、遊びを十分楽しむことができました。


6歳以上になると、いろいろな遊びを楽しむことができるので、これからが楽しみです。

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